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2006年12月おススメの逸品

今月のファンファンのお勧めはこれです。


2006年12月のおススメ

2006年12月のおススメ
ダニエル・ビダル/オー・シャンゼリゼ〜ベスト・オブ
 新品 2000円(税込)


1969〜73年にかけて日本のみでヒットを連発した
フランスの女性アイドルシンガー、ダニエル・ビダル。
日本でフランスのシンガーが特に人気を集めた時期は三度ある。
まずヒット・パレードが日本に登場して間もない頃、
イヴ・モンタン、イベット・ジロー、コラ・ヴォケール、
ジャクリーヌ・フランソワ、カトリーヌ・ソバージュ達が
ヒットを放った頃。
続いて60年代半ば、シルヴィ・バルタン、フランス・ギャル、
シェイラ、マージョリー・ノエルといった
アイドル色の強い人達が大活躍した頃。
そして1971年、ミッシェル・ポルナレフの
「シェリーに口づけ」に始まるフレンチポップス・ブームである。
今回ご紹介するダニエル・ビダルは、二度目と三度目のブームの
丁度合間に当たる時期に、フランス勢として孤軍奮闘していた。
フランス人形のような可愛いルックスと舌足らずの歌声、
お世辞にも上手いとは言えないその歌声の彼女が、
当時ビートルズやC.C.R.、レッド・ツェッペリン等と
ヒットパレードの上位を争っていた!
来日を果たし、連日のテレビ出演、CM起用、
日本語ヴァージョンのリリースと、
お茶の間への浸透度は非常に高かった。
そんなダニエル・ビダルだが、なぜかCD時代に入って
これまでオリジナル音源で正式CD化されたことがなかった。
(例外として輸入盤のみで限定発売された
 「ポップ・アラウンド・ザ・ワールド」等の一連のコンピの中で
 4曲だけCD化されてはいたが。)
やっと見つけて買ったCDが全て再録音源だったという方が
非常に多いことと思う。
本国では無名のシンガーであり、版権の問題がなかなか
クリアにならなかったと聞いている。
しかし今回やっとオリジナル音源の版権を獲得、
正式CD化の運びとなった。
昨年のオリジナル・キャストに続き、
ポップスファンにとっては嬉しいリリースだろう。
既にCD化されたことのある「天使のらくがき」「カトリーヌ」
「オー・シャンゼリゼ」「私はシャンソン」はもちろん、
今回が正真正銘の世界初CD化曲「ピノキオ」、
また「オー・シャンゼリゼ」「天使のらくがき」の
日本語ヴァージョン等、全18曲が収録されている。
ただ「小さな鳩」「チャオ・ベラ・チャオ」といった
純日本製の曲が収録されなかったのが、残念と言えば残念だが。
最近また特に60年代後半から70年代にかけての洋楽ヒットが
CM等に使われてお茶の間に流れるケースが多いが、
当時の一連のヒット曲の大半が普通にCDで入手出来るようになって来た。
年末のあわただしい時期だが、大掃除やお正月の準備の手を時には休めて
良き時代の楽しいポップスナンバーの数々に
耳を傾けてみては如何だろうか?
  
                      
by naka

2006年11月のおススメ

VA/ベスト・オブ・オールディーズ
 新品 2039円(税込)


今回ご紹介するCDは、既に10年近くも前にソニーから発売された
オールディーズ・コンピレーションで、同社の超有名曲ばかりを収録。
さほど個性的な内容ではなく、いわば定番といってよいものだが、
今回敢えてこのCDを取り上げたのには訳がある。
最後に収録されている、
スコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」。
1967年の代表的洋楽ヒットで、この年の特徴であるヒッピー文化
いわゆる「サマー・オブ・ラヴ」の象徴的ナンバーである。
そしてこのコーナーでも何度もご紹介してる、
地元北九州・福岡でオンエアされている歴史的洋楽ランキング番組
KBC「今週のポピュラー・ベストテン」(DJ 松井伸一氏)の、
記念すべき第一回No.1ソングでもある。

そしてこの番組の初代ディレクターを務められたのが、
他にも「歌え若者」等、多くの番組を制作し、
地元の多くの優れたミュージシャンを世に送り出した方である
岸川均さんである。
去る11月17日に、岸川均さんが69歳の若さで
お亡くなりになった。
僕自身、大学の卒論のための資料を集めに、
KBCにお邪魔したことがあり、その時に岸川さんにもお逢いした。
僕の友人が学生時代に「歌え若者」に出演した時に、
何かのことで岸川さんに怒られたという話を耳にしていたので、
恐い方というイメージを持っていたのだが、実際にお逢いした際には、
とてもご親切にしていただいたことを、今でも忘れない。
その後もレコードメーカーのコンヴェンション等で何度かお逢いしたが、
最後にお逢いしたのが、KBC創立50周年記念番組として
「今週のポピュラー・ベストテン」の特番を行なった際に、
松井伸一さんに同行させていただいた時だった。
その時に、岸川さんから松井さんへキューを振るという
素晴らしい光景を目の当たりにすることが出来た。
おそらく岸川さんのキューは、紛れもなく世界中で最も美しい
キューではないかとその時に心から思った。
松井さんから伺った話では、岸川さんは大学時代グリークラブに
所属しておられ、美しいコーラスものが大好きということだった。
松井さん同様、岸川さんもロックのイメージが非常に強い方だが、
実は僕の大好きだったビー・ジーズやカーペンターズも
よく聴いておられたらしい。
お元気なうちにもう一度、岸川さんにお逢いしたかったと思うと
残念でならない。
心から岸川均さんのご冥福をお祈り致します。

                    
by naka


2006年10月のおススメ