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2007年6月おススメの逸品

今月のファンファンのお勧めはこれです。



2007年6月のおススメ


カルトGSコレクション日活編A/東京ア・ゴーゴー!
 新品 2625円

 
多忙につき(笑)しばらくお休みしていたが、
久々にこのコーナー復活ということで、
今回はあのカルトGSコレクションの新作をご紹介しよう。

ご存じのようにこのコーナーをお休みしている間に
日本の歌謡界・ポピュラー界を彩った方々の訃報が相次いだ。
 植木等さん
 井沢八郎さん
 鈴木ヒロミツさん
 成毛滋さん
 ZARDの坂井泉水さん
 羽田健太郎さん
そしてもうひとり、GS研究家として名高く、
このカルトGSコレクション・シリーズの監修や
様々なGS研究本の作家として知られる
黒沢進氏が、去る4月19日に52歳の若さで亡くなった。
実はこの「カルトGSコレクション日活編A/東京ア・ゴーゴー!」が
黒沢氏の手がけた最後の作品となってしまった。
内容は日活映画6作品の中から、GS関連の音源を集めたもので、
いつもにも増してレア音源満載となっている。 
山内賢、和泉雅子、奥村チヨ、ジュディ・オング、尾藤イサオ、
そして洋楽ファンにとっても嬉しいのは、
あのジョニー・ティロットソンによる、
「バラが咲いた」と「涙くんさよなら」の日本語カバーだろう。
既に本国では人気が下降線を辿り始めていた1965〜66年頃、
日本でのみ彼の人気を維持させていた要因は、
これら日本の曲の逆カバーだった。
(他にも「ユー・アンド・ミー」が有名だが、今回は未収録)
これまでCD化されることのなかった音源だけに、
待望のリリースと言えるだろう。

一時的な流行りものの音楽として、ともすれば軽視されることの多かった
GS=グループサウンズ を、日本の音楽史における
重要なジャンルにまで昇華させ、海外からも大きな注目を浴びさせる
きっかけとなった黒沢進氏の業績を、今改めてかみしめ
心から賞賛と追悼の念を捧げたい。

                    
by naka


2007年1月のおススメ


VA/ソフトロック・ドライヴィン*美しい誤解
 新品 2310円

このコーナーでは度々ご紹介して来ているように、
90年代に入ってソフトロックが、当時を知らないはずの
若い世代の間で静かなブームとなったことがあった。
ピチカート・ファイヴ、フリッパーズ・ギター等の
アーティストの音楽的ルーツであり、
DJを中心とするアナログ志向の強い層が注目し、
マニアックな再発をも次々と実現させたソフトロック・ブーム。
洋楽のソフトロックに注目が集まれば、
次は当然の如く邦楽のソフトロックにも目が行くこととなる。
ソフトロック・ドライヴィン・シリーズは、10年ほど前に
和製ソフトロックの超レアなナンバーを数多く含む、
マニアックなコンピレーションとして人気を集めながらも、
短期間で廃盤となったため、シリーズの多くは既にプレミア化している。

そんな幻の名シリーズだったはずの
ソフトロック・ドライヴィン・シリーズに
なんと今さらながらの新作が登場した。
ソニー編とアルファ編で、アルファ編は以前にもリリースされていたため、
前回とダブる曲もかなり多いが、ソニー編は今回が正真正銘の初登場。 
本田路津子、カルメン・マキ、フォーリーブス、ヴィレッジ・シンガース等
バラエティに富んだ顔ぶれだが、あまりにも無名な曲ばかりで、
多少なりとも聴き覚えがあるのは、
サブタイトルの「美しい誤解」(南沙織)と、
「旧約聖書」(アダムス)くらいか?
しかし今回最大の目玉は、かつての南沙織のバックコーラス・グループ、
リバティベルスの初CD化ではないだろうか?
単独で発表した唯一の(?)シングルのAB面
「幸せがほしい」「やさしい関係」が収録されている。
作詞は松本隆、作曲はピコこと樋口康雄が手がけている。
南沙織のバック時代からの特徴だった、
独特のフワッとしたハーモニーはここでも健在。
テレビドラマ「となりのとなり」の主題歌ともなっていた。
他にも伊東きよ子の「小犬と結婚なさい」の歌詞が面白い。
彼氏のところへ愛犬を連れて行ったところ、
大の犬好きの彼氏は、自分をほったらかして犬とばかり遊び、
遂に頭に来て「そんなに犬が好きなら、小犬と結婚なさい!」という
まあなんとも微笑ましい(?)内容の曲。 

時代的には1970年前後で、大阪万博に象徴されるように
高度成長の真っ只中、しかしそんな時期にはありがちなことだが、
音楽的には多少暗めなものが多かった。
(反体制的フォーク、演歌、ムード歌謡等々)
しかしそんな中にあって、このソフトロック・ドライヴィン・シリーズに
収められているようなオシャレなナンバーも、
ひっそりとではあるが、確かに存在していたのだった。

                      
by naka

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