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2006年3月おススメの逸品

今月のファンファンのお勧めはこれです。


2006年3月のおススメ
CDお勧め

ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ/恋のかけひき
 国内盤新品 2141円(税込)

 僕が地元FM局のクロスFM「Dobbのロック塾」に
出演するようになって、早いものでもう4年半になる。
実は先日第1回放送分のCD−Rを、久々に聴いてみたのだが、
思わずひとりで大爆笑してしまった。(^^;;;)
ほんとに35年前の放送じゃないかと思わんばかりの
力んだ喋り!(しかも思いっきりぎこちないし・・・)
もう時効だろうから白状すると、実はあの時2時間の番組収録に
喋りだけで5時間もかかってしまった。
ガラスの向こうで見守っておられた当時のプロデューサー、
松井伸一さんは、収録後「いや、とても良い大人の番組でしたよ。」と
言ってくださったが、内心はいかがなものだったろうか?
今となっては、とてもおそろしくて訊けない。
当時のディレクターさんは、しばらく頭をかかえていたとか・・・

第1回は2時間特番で、
前半が「Dobb選曲コーナー」
後半が「中嶋ひろ志の音故知心」だった。
詳しいオンエア・リストは、当HP内の
http://www.fanfan1.com/fminfo1.htm
でご覧いただけるが、とりあえず第1回の「音故知心」
1971年8月度 月間チャート・ベスト20
を再掲載しておこう。

 1 メロディ・フェア/ビー・ジーズ 
 2 恋のかけひき/ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ
 3 涙のハプニング/エジソン・ライトハウス
 4 雨のフィーリング/フォーチュンズ
 5 サマー・クリエイション/ジョーン・シェパード
 6 スウィート・ヒッチ・ハイカー/C.C.R.
 7 そよ風の二人/バタースコッチ
 8 嘆きのインディアン/マーク・リンゼイとレイダース
 9 悲しき恋心/ショッキング・ブルー
10 チピチピ天国/ミドル・オブ・ザ・ロード
11 恋はすばやく/グラス・ルーツ
12 初恋天国/ダニー・オズモンド
13 僕と君のブー/ロボ
14 バタフライ/ダニエル・ジェラール
15 ロウダウン/シカゴ
16 イッツ・トゥ・レイト/キャロル・キング
17 イフ/ブレッド
18 サインはピース/オーシャン
19 さすらいのギター/ベンチャーズ
20 故郷へかえりたい/ジョン・デンバー

その頃、このような曲をオンエアするプログラムは、
各局通じて殆ど無かったと思うが、
今少しは状況は変わって来ただろうか?
音故知心コーナーでは、既に1960〜82年度の
全ての年度を網羅し、2度、3度と取り上げている年度も多い。
また音源的にも「僕たちの洋楽ヒット」等のリリースにより、
全体的にかなり入手しやすくなって来ている。
上記の20曲も一部輸入盤を加えれば、ほぼ揃えることが可能である。
そして今回ご紹介するCDは、2位の「恋のかけひき」を
タイトルソングとしたアルバムである。
この曲はオムニバスに収録される機会は非常に多くなったが、
彼等のアルバムとしては、国内発売されている唯一のCDとなる。
輸入盤ではベストも発売されており、そちらでは
「恋のかけひき」はもちろん、「デイジー・メイ」
「ホールウェイ・シンフォニー」等のヒット曲も聴くことが出来る。

                    
by naka



2006年2月のおススメ
CDお勧め

クロディーヌ・ロンジェ/ベスト・オブ・A&Mイヤーズ
 国内盤新品 1680円

 今回ユニバーサルより、主要洋楽アーティストのベスト盤が
1680〜1980円という非常にお求め易い価格で
大量に再発売になった。
まあ以前からお持ちの方は、
あまりの安さに悔しい想いをするかも知れないが、
これから聴いてみようという方には、まさにもってこいだろう。
とにかく今回のラインナップは豪華絢爛!
チャック・ベリー、バディ・ホリー、コニー・フランシスから、
ザ・フー、クリーム、ジミ・ヘンドリックス、
はたまたカーペンターズ、アバ、 
ミッシェル・ポルナレフ、エルトン・ジョン、
更にダイアナ・ロス&シュープリームス、スティービー・ワンダー、
マービン・ゲイ、マイケル・ジャクソン、ドナ・サマー、
そしてキッス、エアロスミス、U2、ボン・ジョヴィ、
ガンズ・アンド・ローゼズ、ニルヴァーナ等々。
まだまだいっぱいあるがとても書ききれない。

ユニバーサルといえばあのA&M音源も含まれる訳だが、
(前述のカーペンターズも然り)、
その魅力的なウィスパリング・ヴォイスで、
今でも根強い人気を持つクロディーヌ・ロンジェをご紹介しよう。
パリ生まれの彼女は、当初子役として活躍していたが、
あのアンディ・ウィリアムスとテレビでの共演をきっかけに結婚、
しばらく引退するが、カムバック後A&Mと契約し
歌手としての活動をスタートする。
彼女のレパートリーは、主にアメリカやヨーロッパの
ヒット曲のカバーで、特に目立った大ヒットを放った訳ではないが、
「恋はみずいろ」「わすれたいのに」「青春の光と影」といった曲は
当時よくラジオで聴いた覚えがある。
また当時キングレコードの洋楽番組が放送されていたが、
オープニングのナレーションをやっていたのが彼女だった。
(途中からカレン・カーペンターに交替)  
しかしおそらく彼女の歌声で最も有名なのは
「ハリー・オン・ダウン」だろう。
そうあの伝説的テレビ番組(?)「11P.M.」で
CMの前にいつも流れていた曲である。
聴くと思わず反応する方もいるのでは・・・(^_^;)\('_') オイオイ... 
今ではソフトロック・ファンの間で高い人気を持つ彼女、
しかしアンディ・ウィリアムスとの結婚生活はやがて破局を迎え
そして・・・・・・・
今回はこの辺までにしておこう。

                    
by naka



2006年1月のおススメ
CDお勧め

ベンチャーズ/アルティメイト・コレクション
 国内盤新品 2500円(税込)


2006年のスタートということで、
ファンファンも21年目に突入!
今年もよろしくお願い致します。

さてエリア限定ではあるが、
今年から地元北九州のコミュニティFM局
「FM−KITAQ」(78.5MHz)火曜夜10〜12時に
この50年間に北九州のラジオ番組から流れていた
ヒット曲の数々を、毎回テーマを決めてオンエアするプログラム
「北九州ゴールデン・ヒット・パレード」(DJ ドクター)が
スタートした。
既にオンエア済の
1月3日は「1970年に日本でヒットした洋楽特集VOL.1」
1月10日は「ユア・ヒット・パレード第1回ベストテン
       &1956年に日本でヒットした洋楽特集」
今後更に幅広い年代を取り上げ、また歌謡曲やGSの特集も予定している。  

ところで日本でヒットした洋楽を語る際に
60年代に日本で特に人気の高かったグループとして
ビートルズと同等に(一時期はビートルズ以上に?)
重要な存在であるのが、今回ご紹介するベンチャーズだろう。
本国アメリカでは
60年の「急がば廻れ」(2位)
64年の「急がば廻れ64」(8位)
69年の「ハワイ・ファイヴ・オー」(4位)と
僅か3曲のトップテン・ヒットを残すのみだが、
日本での60年代半ばの人気ぶりはとにかく凄まじい。
64年あたりから徐々に頭角を現わし始め、
65年には歴史的ランキング番組「ユア・ヒット・パレード」の
年間チャート上位3曲を「10番街の殺人」「ダイアモンド・ヘッド」
「キャラバン」によって独占した。
翌66年には加山雄三のウルトラヒット「君といつまでも」をカバーし
またまた年間No.1の座を獲得、同年には山内賢、和泉雅子でヒットした
「二人の銀座」のベンチャーズ・バージョンもチャートを賑わせている。
そして67年に奥村チヨが歌った「北国の青い空」が大ヒットしてからは、
いよいよベンチャーズ歌謡の大進撃が、本格的に始まった。
渚ゆう子の「京都の恋」「京都慕情」「長崎慕情」
欧陽菲菲の「雨の御堂筋」
また小山ルミが歌った「さすらいのギター」は、元々はサウンズのヒット曲だが、
よりポピュラーになったのはベンチャーズでヒットした71年のこと。
     
ベンチャーズは決してアイドル的なかっこよさを持っている訳ではなく、
またあまりにもポピュラーすぎるが故に、ともすればムード音楽的な
取り扱いをされがちだが、かの山下達郎氏が監修したベスト盤が組まれたり
彼等の持つ純粋なロック・フィーリングは実は素晴しいものがある。
これまでにレコード、CDと彼等のベスト盤は無数にリリースされているが、
取りあえず代表曲を一通り聴いてみたい時は、
1枚のCDになんと31曲を詰め込んだ本作が手頃だろう。 
今や日本の夏の風物詩と化した(?)ベンチャーズ。
でも真冬に聴くベンチャーズもまた乙なものでは・・・。

                    
by naka


レコードお薦め

oyasumi
                     
by toya



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